18日から聖火リレー アジア大会 18州53都市巡る
アジア大会の聖火リレーが、国内では18日から8月18日の開会式までの間、西のアチェ州から東の西パプア州まで18州53都市を巡るコースで行われることになった。聖火はインドで採火される。インドでのリレーを合わせると総延長は約1万8千キロに及ぶ。
アジア大会組織委員会(INASGOC)と大会スポンサーの韓国家電メーカー、サムスン・エレクトロニクス・インドネシアは11日、中央ジャカルタ区スナヤンで会見を開き、同社ブランドアンバサダーの俳優ら5人が聖火ランナーになったと発表した。
組織委によると、第1回大会が開催されたニューデリーのディヤン・チャンド国立競技場で採火式が15日に開かれ、バドミントン女子シングルスの伝説的選手で、現在はインドネシア・バドミントン協会(PBSI)の育成強化部長を務めるスシ・スサンティ聖火リレー大使が採火する。
同競技場周辺で聖火リレーが行われた後、インドネシア空軍機が国内聖火リレーの出発地であるジョクジャカルタ特別州に運び、18日から国内各地を回る。最西端のアチェ州サバン市から、東は西パプア州ソロン市と一大海洋観光地のラジャ・アンパットまで、18州53都市を回り、8月18日に開幕式が行われる中央ジャカルタ区スナヤンのブンカルノ競技場に到着する。観光地など各地の通過地点の前後5キロがリレーコースとなる。
組織委のエリス・ハリヤント事務局長は「各地の魅力を知ってもらい観光促進につなげたい」と狙いを話した。
サムスン・エレクトロニクス・インドネシアからは、同社ブランドアンバサダーの女優ディアン・サストロワルドヨさんとミカ・タンバヨンさん、男優チコ・ジェリコさんとハミシュ・ダウッドさんが聖火ランナーに選ばれた。ディアンさんとミカさんは中部ジャワ州ソロ市の聖火リレーに参加する予定。
自身もランナーとして参加するイ・カンヒョン・バイス・プレシデンは、会見で「今大会スポンサーの1社として協力でき、聖火ランナーを輩出できたことを誇りに思う」と語った。
43社ある大会スポンサーの一つである同社は、選手村に設置するテレビや、大会ボランティアに支給するスマートフォンなどで協力している。(中島昭浩、写真も)