神輿、ステージに活気 よさこい 日本勢初V ブロックM縁日祭 

 南ジャカルタ区ブロックMで30、1日の両日開かれた縁日祭では来場者がそれぞれの目当てのバンドをカメラやスマートフォンで撮影して楽しむ姿が多く見られた。また、神輿(みこし)行列やよさこいといった日本文化を見ようとする人で終日にぎわった。 

   30日に行われた第4回よさこいコンテストでは2回目の参加となる「紅蓮」が日本人チームとして初となる優勝を飾った。昨年は3位以内にも入れなかったが、雪辱を期して4月からの約3カ月間、南ジャカルタのクニンガンなどで週に1回練習に励んだ。
 ダンス経験者の大塚有子さんによる振り付け指導やアドバイスが実り、他のチームを抑えてナンバー1を勝ち取った。リーダーの神谷宗孝さんは「20人全員で一丸となって成果を発揮できた」と話す。
 縁日祭が始まって以来、初の試みとなったバスターミナルの地下エリアを使用した地下ステージでのパフォーマンス。沖縄の県人会から派生して生まれた「三線会」は沖縄民謡を披露した。
 代表者の知念幸忠さん(44)は「普段なかなか聞く機会がない沖縄民謡を知ってもらおうと参加した。活気のあるステージになった」と手応えを話した。
 大阪発のアイドルユニットの「ネオブレイク」は今回が初の海外公演となった。関西を活動拠点とするアイドルが人気を競うイベント、「カンサイ・アイドル・リーグ」で優勝を勝ち取り、縁日祭への切符を手にした。会場を埋め尽くすほどの観客が集まり、声援で声を枯らした。メンバーたちは「側転をした時のお客さんの盛り上がりに驚いた。また来年も参加したい」と笑顔で語った。
 プロ和太鼓演奏チーム「梵天」はメーンステージで津軽三味線奏者の伊藤圭佑さんと協奏した。力強くもリズミカルな音で観客を沸かせた。
 インターネット動画配信サイトで人気を博する「踊り手」のめろちんさんはポップカルチャーステージでDJパフォーマンスを披露。インドネシア人ファンらがコールを叫びながら飛び跳ねた。
 同じくポップカルチャーステージでDJパフォーマンスを披露したDJ MISAKIさん、女性来場者を虜にした男性アイドルグループの「Rush300」、「CoLon」の今回のパフォーマンスは、7月中旬にTOKYO MXのテレビ番組「超! アイドル戦線」で放映される予定だ。
 西ジャワ州ブカシ県チカラン在住の大学生、ネイシアさん(20)は「昨年の縁日祭で見たお笑いがきっかけで日本が好きになった」と話す。「ことしはお笑いの全公演を見て、芸人の人と写真を撮りたい」と意気込んでいた。(泉洸希、平野慧、大野航太郎)

日イ関係 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly