地元W杯特番に出演 加藤ひろあきさん、次の日本戦も

 インドネシアで活動する歌手の加藤ひろあきさんが19日、地元衛星放送局K―ビジョンのワールドカップ(W杯)ロシア大会特番で、コメンテーターとして出演を果たした。日本がコロンビアから金星を挙げた後は、番組側の要望で「頑張れ日本!」と日本語で代表にエールを送った。グループ予選の次の日本戦がある24、28両日にも同番組に出演する。

 加藤さんは小学4年からサッカーを始め、大学までサッカー部に所属。今でも週3回はボールに触れるサッカーフリーク。番組には、日本・インドネシア国交樹立60周年記念の赤いバティックを着て出演し、日本代表の戦術面や注目選手、監督の交代、国際的大スターのイニエスタとポドルスキの日本クラブ移籍やJリーグの人気について質問を受けた。
 バビド・ハリルホジッチ前監督がW杯開幕2カ月前に解任され、西野朗現監督に交代したことについて、加藤さんは「世界的に見てもあまり例にない」と説明。「監督が日本人になって、スタッフも含めて全員日本人の『オールジャパン』体制になった。選手はこれで自由にコミュニケーションが取れる。(交代は)プラスに働くと見ている」と持論を展開した。
 日本初の自国開催となった2002年の日韓大会は、「みんなが日本代表に熱狂していたし、他の国も(キャンプ受け入れ地の)各都道府県や市町村が応援し、国全体で盛り上がっていた」と紹介。番組側は日イ国交樹立60周年に感心し、わざわざ時間を設けて加藤さんが両国の関係をアピールする場面も作った。
 加藤さんは「インドネシアでは日本代表はアジアでトップというイメージをみんな持ってくれている。韓国と日本がアジアのトップって言う人も多い。インドネシア人の多くは日本を応援してくれている。友人や会社の同僚、運転手さん、お手伝いさんなども巻き込んで、みんなで日本代表に元気と勇気を届けましょう」と呼びかけた。
 日本は24日にセネガル戦、28日にポーランド戦を迎える。セネガルに勝った上で、同組のポーランド—コロンビア戦でコロンビアが勝つか両者が引き分ければリーグ突破が決まる。
 加藤さんは「次のセネガル戦が一番難しいと思う。先日の試合を観て、このグループの最強はセネガルだと理解した。ここで勝ち点を稼げれば突破が大きく見えてくる。セネガル戦は引き分け、ポーランド戦もしぶとく引き分けて、1勝2分で決勝トーナメント進出と予想します!」と話した。(中島昭浩)

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