現地事情、先達に聞く 全トヨタ労連38人が来イ

 トヨタ自動車の関連企業やグループ企業などの労働組合で組織される全トヨタ労働組合連合会の38人が18日からインドネシアを訪れている。19日には南ジャカルタのホテルで、実際に経営を行う在留邦人を講師に迎えたセミナーを開催、インドネシアと日本との関わりや現地で仕事を進める上での注意点などについて話を聞いた。
 第1部では、シコ・テクノ社の伊奈勝利会長がインドネシアの歴史や日イ関係を踏まえながら、この地でビジネスを進める日系企業としての立ち位置や現地事情などについて説明した。
 訪問団の団長を務めるフタバ産業労働組合の新田正宏執行委員長は、「日本とインドネシアの密接な関係、つながりについて学ぶことができた。人口が多く資源豊かなインドネシアは間違いなく発展していく国。われわれが今後どのように関わっていけるか考えたい」と話した。
 第2部の質疑応答では「町工場の会」の梅田大会長、事務局の大屋敦志氏、奥野雄大氏らが参加者の質問に答えた。西ジャワ州チカランやカラワン地域の生活環境や実際に生活を送る上で感じたこと、現地社員との向き合い方などについて質問があった。
 初めてインドネシアを訪れたというデンソー労働組合の浦田尊文さんは、「現地ニーズに対処するために仲間を集めて情報交換したり、日本のやり方の押し付けでなく、現地社員が納得するように説明したりするなど、この国の現状に合わせ一生懸命対応している姿はとても参考になった」と語った。
 今回の訪問団の海外セミナー・インドネシアコースには、車両、部品メーカー、輸送会社、販売店などから38人が参加。一行はセミナー参加後、生活実態調査として日系スーパーやクリニックなどを見学。20日には、ダルマ・プルサダ大学の学生宅を訪問する。また、日本貿易振興機構(ジェトロ)や工業団地の工場を視察する。(太田勉、写真も)

経済 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly