ムスリム観光指標を導入 観光省 インバウンド促進へ

 観光省は6日、ハラル観光の指標となるインドネシア・ムスリム観光指標(IMTI)を新たに導入すると発表した。中東などからの観光客増加を目指す中で、ムスリムにとっての観光のしやすさを数値化することで環境整備を促す。地元メディアが報じた。
 指標はマレーシアで導入されているムスリム観光指標を参考に作られる。評価基準もマレーシアの指標と同じく入国審査などを含む「アクセス」、言語や通信環境などの「コミュニケーション」、「治安と環境」、飲食店やホテルのハラル対応などを見る「サービス」の4要素からなる。
 観光省はことし12月までに西トゥンガラ州ロンボク島やジョクジャカルタ特別州などの7都市で調査を実施して、指標を公開する予定。2019年からは国内各都市の指標を発表する。
 観光省は19年までに500万人のムスリム観光客の誘致を目標にしているが、17年の観光客数は280万人にとどまる。政府はトラベルフェアの開催や中東地域を対象にした特別パッケージの販売などを進める。
 17年の世界全体のムスリム観光客数は前年比8%増の13億千万人で、20年に彼らが使う旅行費用は2200億ドルに上ると見込まれている。サウジアラビアなど中東諸国が金額ベースで上位を占める。
 世界的に市場規模が広がる中で、観光資源をアピールして需要を取り込みたい考えだ。(泉洸希)

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