地滑りで5人死亡 無許可地区の金採掘場 北スラウェシ
北スラウェシ州ボラアン・モンゴンドウ県ロラヤン郡バカン村の金採掘場で3日午後3時ごろ(インドネシア中部時間)、大雨に伴う地滑りがあり、生き埋めになった作業員5人が同日午後7時ごろ、遺体で見つかった。残り1人の捜索を続けている。
国家防災庁(BNPB)によると、現場は金採掘が許可されていない地域にあり、作業員らは違法に採掘していた可能性があるとみられる。
亡くなったのは26〜45歳の男性。採掘現場は急勾配にあり、地滑りが頻発していたが、作業員らは伝統的な手法で採掘しており、大雨などの対策はしていなかったもよう。
4日も現地災害対策局(BPBD)や国軍、警察、救命救助隊などが出動し、残る55歳男性作業員の捜索に当たったが、午後7時半現在(インドネシア西部時間)見つかっていない。(中島昭浩)