ここが竜宮城? 北スラウェシ州リハガ島

 赤道を挟んで北半球と南半球にまたがる「K」の形の島、スラウェシ島。前回は北スラウェシ州のタンココ・バトゥアングス自然保護区を紹介しました。今回のおすすめ観光情報では、同自然保護区観光と同じ旅行で訪問できる、ダイバーでなくても楽しめる海を2カ所、リハガ島とレンベ島周辺を紹介します。

 ジャカルタから飛行距離で約2190キロ、直行便利用で約3時間半のマナドのサム・ラトゥランギ国際空港がリハガ島とレンベ島訪問の拠点です。空港からリハガ島は陸路で約1時間、その後貸切船で約30分です。マナド周辺といえばブナケン島やシラデン島など高級リゾートがある有名な島も幾つもありますが、リハガ島は宿泊施設もレストランもない無人島。これまで日本のメディアでは紹介されたことはないかもしれません。
 青い海もそこにポツンと浮かぶ島々も地元の人たちにとってはあまりに日常の風景過ぎて特に宣伝されることもなかったのだと推測します。しかし今、SNSや口コミで話題となり、このリハガ島に連日インドネシア人旅行者が訪れるようになっているのだそうです。最大の魅力は合成写真かのような真っ青な海と白砂のビーチ。インスタ映えする南国の楽園風景を求めてジルバブを被ったイスラム教徒の女性も、奇麗なワンピースを着た海に入らない女性もやって来ます。
 シュノーケリングは白砂ビーチから少し離れたマル秘スポットで。ファンタジー映画の主人公にもなったクマノミがたくさんいるよ、とガイドさんにボートで連れてこられたその海に「どれどれ?」と軽く顔をつけてのぞいてみると、そこは3D映画のスクリーンの中そのもの! 自分の身体が今入っている海中がこんな世界だなんて!
 世界中の名だたる海でのダイビング経験者も「ここはすごい!」と大絶賛の大興奮。南国の竜宮城とは恐らくここのこと。時を忘れて海の中の世界に酔いしれて浦島太郎になってしまわぬように要注意。「おすすめ観光情報」でありながら、あまりお勧めしたくないと思ってしまう、いつまでもこのままであってほしい島です。
 一方、ビトゥンの東側にあるレンベ海峡は白砂のビーチとは一転、黒い砂が有名なダイビングエリアです。レンベ海峡に浮かぶ最も有名な島はその名のとおりレンベ島。火山性の黒砂がバックグランドとなることで熱帯魚がより鮮やかに撮影できること、珍しい生物が多数生息していることからマクロ派のダイバーには絶大な人気を誇るエリアです。
 シュノーケリングには不向きとされているため、時間に余裕のないノン・ダイバーはレンベ島には渡らずスラウェシ島本土側で景観や食事を楽しむのも一案です。アルコール類も提供されるリゾートホテルのレストランで潮風に吹かれて食事を取れば、浦島太郎の世界から高層ビルが立ち並ぶジャカルタの現実世界へ戻る前のワンクッションになるでしょう。(産経海外ファミリークラブジャカルタ、水柿その子、写真も)

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