インドと海洋協力強化 モディ首相が初来イ

 ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は30日、中央ジャカルタのイスタナ(大統領宮殿)でインドのモディ首相と会談した。同首相が来イするのは初めてで、防衛や宇宙開発など15分野で覚書を結んだ。「アクト・イースト」政策を掲げ東南アジアとの関係強化を重視するモディ首相は、インドネシアとの海洋協力を強化したい考えを強調した。
 ジョコウィ大統領は2016年12月と18年1月の2度、インドを訪問しモディ首相と会談している。来年迎える両国の国交樹立70周年を前に、多分野で関係強化を図った。
 会談後の共同記者会見でモディ首相は、東・東南アジアとの連携を強化する「アクト・イースト」政策について、ジョコウィ政権の「海洋軸構想」と合致していると述べた。インド太平洋の平和と安定を維持するため、環インド洋連合(IORA)を通じた連携を続けることを確認したほか、インド太平洋における両国の海洋協力強化に向けた「共同ビジョン」を採用したと明らかにした。
 また、スマトラ島北西のベンガル湾に位置するインド連邦直轄領のアンダマン・ニコバル諸島とアチェ州を接続させる計画があることも明らかにした。両地域の経済発展につなげたいとしている。
 モディ首相はまた、2025年までに2国間の貿易額を180億ドル(17年)から500億ドルに増やしたいとの目標を表明した。
 ジョコウィ大統領はインドに対し、パーム油の輸入関税引き下げを求めた。地元メディアによると、インドは約1年半でパーム油の輸入関税を3回引き上げている。インドネシア側は、主要輸出品のパーム油は、インドへの輸出が全体の24%を占めるため、打撃が大きいと懸念を示している。
 会談後に両首脳は、両国で親しまれているたこ揚げの展覧会開幕を祝ってモナス(独立記念塔)広場でたこを揚げたほか、イスティクラル・モスクを訪れてジョコウィ大統領の案内で見て回った。(木村綾、リンダ・シラエン)

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