巨大像に金の冠 バリ 28年越し、高さ121メートルへ (2018年05月23日)

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 1990年に始まったバリ州ジンバランのガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ像建設工事で20日、像の中央のウィスヌ神頭部に金色の冠が設置された。完成後は高さ約121メートルに達し、同州の新しいランドマークとして期待されている。コンパスコムなどが報じた。
 ウィスヌはインド発祥の叙事詩「ラーマーヤナ」に登場するヒンドゥー教の神で、翼を広げた神鳥ガルーダに乗る姿が像となっている。ガルーダの両翼は64メートルに及び、総重量は4千トンとなる予定だ。
 着工当時から私財を投じて建設に従事してきた彫刻家のイ・ニョマン・ヌアルタさん(66)は「工事から既に28年が経ち、ずいぶん年をとってしまったが、像への情熱と理想はまだ尽きていない。バリの人々とインドネシア国民が誇れる像を作る」と語った。
 ドゥティックコムによると、完成すれば中国の魯山大仏やミャンマーのレイチュンセッチャー大仏に次いで世界で3番目に高い像となる。
 建設工事は1997年に資金難などの理由で一時中止となり、ウィスヌ神の胸像とガルーダ像の頭部が別々に展示されていた。2013年から工事が再開され、現在の進ちょく率は約70%。ヌアルタさんは独立記念日を迎えることし8月までの完成を目指し、「インドネシアへの大きな贈り物にしたい」と意気込んでいる。(大野航太郎)

金色の冠を設置されるガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ像=アンタラ通信
金色の冠を設置されるガルーダ・ウィスヌ・クンチャナ像=アンタラ通信

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