共に食事し、共に祈る イスティクラルに1万人 ラマダン初日静粛に (2018年05月18日)

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 ラマダン(断食月)初日の17日、東南アジア最大級の中央ジャカルタ区のイスティクラル・モスクでは約1万人が集まり、共にブカ・プアサ(1日の断食明け)の食事をとり、礼拝を行った。

 日没30分前の午後5時20分ごろ、モスクの屋内外では、クルマ(干しナツメヤシ)や水、鶏肉などが入ったブカ・プアサ用の食事約3500食が配られた。モスクの入り口付近では家族や友人と訪れた人々が男女に分かれ、長い列をなして座り、日の入りを待った。
 中部ジャワ州スマラン市の高校教員ススワさん(53)は他の4人の教員と共に、初めてイスティクラルを訪れた。ラマダン中はジャカルタに滞在する。「これから1カ月間、モスクの近くに滞在して毎日イスティクラルに通うわ」と楽しそうに話した。
 同5時47分に日没を告げるアザーン(礼拝の呼び掛け)が流れると、アッラーをたたえる言葉を口にした後、配られた食事や持参した料理などを味わい、その後礼拝所で祈りをささげた。
 モスクから近い通信会社で働くアマンダさん(38)は、毎年ラマダンの時期は仕事が終わると直接モスクへ来て、ブカ・プアサとタラウェ(ラマダン中の夜の礼拝)を行うという。東ジャワ州スラバヤ市などでテロが続発しているが、「モスクに来ることに不安はないよ。テロは正しいイスラムの教えに沿った行為ではない。私たちムスリムは強く非難している」と話した。
 イスティクラルではブカ・プアサのために平日は3500食、金土日曜の週末は約4千食を無料配布している。
 ラマダン最初のタラウェが行われた17日には約1万5千人が集まった。イスティクラル事務局によると、スラバヤでのテロを受けて私服警備員を多数配備。一見分からないが普段より警備を強化しているという。(坂田優菜、写真も)

男女に分かれて食事が配られたが、男女一緒に食事を取る家族の姿も
男女に分かれて食事が配られたが、男女一緒に食事を取る家族の姿も
日没20分前、イスティクラルにはブカ・プアサを待つ人の列ができた
日没20分前、イスティクラルにはブカ・プアサを待つ人の列ができた

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