街路樹451本撤去へ スディルマン・タムリン通り

 ジャカルタ特別州は歩道拡張のため、中央ジャカルタのスディルマン、タムリン両通りの街路樹451本の撤去作業を進めている。歩道沿いには新たにキオスクなども設ける計画で、8月に開催されるアジア大会に向け、歩行者に優しい街づくりを急いでいる。 

 同州森林局によると8日までに撤去された街路樹は、マホガニーの木など110本。全ての撤去作業は3月中に終える予定。
 撤去された街路樹は、西・北ジャカルタ区にまたがるカリジョド公園や、北ジャカルタにあるスンタル貯水池や建設中のスポーツ複合施設「BMWスタジアム」、東ジャカルタのティパル・チャクンの公園などへ移植される予定。 
 一方、環境保護団体のメンバーらからは、移植には時間も費用もかかると反対の声も上がる。サンディアガ・ウノ副知事は「弱って倒れやすくなった木もあり、歩行者など道路利用者に危険だ」と説明。高木の代わりに、歩行者に適した低木を歩道に植えていく予定という。
 歩道整備は、モナス(独立記念塔)広場前のアルジュナ戦勝像〜南ジャカルタ区にある青年の像までの全長6・6キロで実施。歩道は花をつけるブーゲンビリアやオオゴチョウなどで飾られるという。
 またカキリマ(露天商)のため新たにキオスクを設ける。州内各地で展開する起業支援事業「OK・OCE(オーケー、オチェー)」の一環で、アニス・バスウェダン知事は「(同2通り沿いでの)カキリマの営業は禁止する。選考して許可を得た商人のみが利用できる」としている。(毛利春香、写真も)

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