運営管理会社が決定 アチェ州 アルン経済特区開発

 ダルミン・ナスチオン経済調整相は12日、アチェ州のアルン・ロクスマウェ経済特区(KEK)の運営管理会社としてパトリオット・ヌサンタラ・アチェ(略称パトナ)が正式に決定したと発表した。
 同社は国営肥料ププック・イスカンダル・ムダとアチェ開発地方公社が昨年12月に設立。国家資産管理庁(LMAMN)と協業し、ロクスマウェ市のキラン・アルンや北アチェ県のデワンタラ、ジャムアン各地区にまたがる総面積2622ヘクタールを開発、LNG(液化天然ガス)プラント事業などを推進していく。
 また同日、国営港湾運営の第1ペリンドは特区開発に参画する4社と覚書を締結した。パーム油の貯蔵タンクや液化石油ガス(プロパンガス=LPG)のボトリング工場、合金やセメント関係の事業所を今後2年以内に建設する。
 ダルミン調整相は「経済特区の開発はジャワ島内がサービス分野、ジャワ島外は他の産業とすみ分けていく」と説明。他地域の経済特区開発は土地収用問題で難航しているが、アルン経済特区は、2014年に操業停止した天然ガス開発の国営アルンNGLの跡地など国有地を利用するため、円滑に進んでいるとの見方を示した。
 アチェ州のイルワンディ・ユスフ知事は13日、ユスフ・カラ副大統領と会談し、「地熱や水力などの発電所事業に注力する。総額15兆ルピアの投資を募る」と意気込みを語った。エネルギー開発には中国やトルコなどの複数の企業が乗り出しているという。

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