無電化地域を照らす光 寄贈10万台を達成 パナソニック ソーラーランタン

 無電化地域を対象にソーラーランタンの寄贈事業を続けるパナソニックとパナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)は30日、中央ジャカルタのホテルで、10万台寄贈達成の式典を開いた。式典には、支援地域の一つ、フローレス島から助産師が招かれ、「夜間のお産でも安全な対応ができるようになった」とランタン寄贈への謝意を表した。
 同事業が始まったのは2013年2月で、パナソニック創業100周年、日イ国交樹立60周年に当たる18年までの達成を目指してきた。この日は、公共事業・国民住宅省に5004台が贈られ、寄贈総数は10万2716台となった。
 式典には、バスキ・ハディムルヨノ公共事業・国民住宅相やラフマット・ゴーベル日本担当特使、在インドネシア日本大使館の本清耕造次席公使らも出席した。
 ソーラーランタンは昼間6時間程度で充電が完了し、光度は最大100ルックス。使用する明るさによって6時間から最長90時間まで稼動する。USBポート付きで携帯電話の充電も可能。
 寄贈対象となってきたのは、東ヌサトゥンガラ州フローレス島やスンバワ島、パプア州などの無電化地域にある医療施設や教育機関。非営利団体(NPO)や非政府組織(NGO)、国際機関を通じて贈られてきた。
 フローレス島から式典に出席したジュリア・パルミンさんはインドネシア助産師協会に所属する現役の助産師。あいさつでは、出血や縫合の確認など、光が十分でない中でのお産の危険性を訴えながら「現在は、ソーラーランタン400台の寄贈を受け、夜間も安全な対応ができるようになった」と語った。その上で「生まれた子どもの顔を(朝方に)明るくなるまでちゃんと確認できない状況が今でもある。皆さんはどう感じますか?」と、引き続きの協力を依頼した。
 パナソニックは今後も、インターネット上で不特定多数から資金を募るクラウド・ファンディングなどを活用して、無電化地域の解消へ向けた支援を継続する方針。
 同社のソーラーランタン寄贈事業は、カンボジア、タイなどの東南アジアや南アジア、サブサハラアフリカなど30カ国で行われている。(太田勉、写真も)

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