登場アーティスト盛り上げ 60周年オープニングイベント
西ジャカルタ区コタトゥア地区のファタヒラ広場で19日に開かれた、日イ国交樹立60周年記念事業のオープニングイベントでは、降雨により開始が1時間程度遅れたが、60周年親善大使がステージに上がりあいさつ。さらには、アーティストや歌手が集まった多くの来場者を楽しませた。
ジャカルタ歴史博物館(ファタヒラ博物館)をスクリーンにして映し出すプロジェクション・マッピングが投影されると、会場から歓声が湧き上がり、多くの人がスマートフォンを掲げて写真を撮っていた。マッピングは、日本とインドネシアの歴史やインドネシア各地の風景、ジャカルタの町並みなどを次々投影。博物館の全体がスクリーンになるだけに迫力は満点。広場は巨大な野外シアターに変わり、観客は映像を堪能していた。
インドネシア人大学生らによる日本語ミュージカル劇団「en塾(エンジュク)」は「ダンシングインドネシア」や「桜よ」を披露した。歌手のピコ太郎さんやアイドルグループのJKT48が登場すると、会場は大いに盛り上がった。
ファタヒラ広場の周辺の露天商のルディヤントさん(34)は「日本の文化に触れることができるすばらしい催しだった。プロジェクション・マッピングを見て日本に行ってみたいと思った」と笑った。(平野慧)