昨年の旅客数6302万人 2年連続増、対応能力超過 スカルノハッタ空港

 国営空港管理第2アンカサプラによると、スカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン市)の2017年の旅客数は、前年比8.3%増の6302万人で、2年連続で前年を上回った。同空港の旅客対応能力は16年8月の第3ターミナル開業で年間5200万人に増強されたばかりだが、これを大きく超過する状況が続いている。
 17年、特に増加したのは国際線で、前年比11.9%増の1472万人。国内線は同7.2%増の4830万人だった。
 同空港の旅客数は11年に5千万人を突破し、13年には最多の6345万人(国際1271万人、国内5074万人)を記録。14年、15年はそれぞれ5722万人、5429万人で、2年連続で前年を下回ったが、16年から再び増加に転じた。
 1985年の第1ターミナル建設後、旅客数増に対応するため、93年には第2ターミナルが整備された。さらに2016年8月、新第3ターミナルが開業し、空港全体の旅客対応能力は年間5200万人まで増強された。
 17年11月までに、第1〜3ターミナルを結ぶ無人運転車両「スカイトレイン」が利用可能となり、翌12月、ジャカルタ特別州と同空港を結ぶ空港鉄道も開通した。
 今後、第1、2ターミナルの改修、第4ターミナルの建設、第3滑走路建設を進め、22年までに対応能力を年間1億人まで増やす計画だ。(上村夏美)

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