空港鉄道が開通 都心から1時間 渋滞避ける新たな足 (2017年12月27日)

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 ジャカルタ特別州とスカルノハッタ空港(バンテン州タンゲラン)を結ぶ空港鉄道が26日、開通した。中央ジャカルタ区スディルマン通り沿いにあるBNIシティ駅と空港駅間の所要時間は約1時間。渋滞を避けて空港へ向かえる新たな足となる。

 空港鉄道は6両編成で、乗客定員は約270人で、現在は1日21往復。運賃は片道7万ルピア。1月1日まで3万ルピアの特別料金で利用できる。
 全長約36.4キロで、マンガライ〜BNIシティ〜ドゥリ〜タンゲラン市のバトゥチェペル〜空港の5駅をつなぐ。バトゥチェペル駅〜スカルノハッタ空港間(約12キロ)では線路を新設した。
 マンガライ〜バトゥチェペル駅間は国鉄(KAI)の既存路線を使用するが、各駅で改修や新駅舎の建設が進められてきた。マンガライ駅とドゥリ駅はまだ工事中のため、この日開通した区間はBNIシティ〜空港駅間で、途中の停車駅はバトゥチェペル駅のみ。同区間の開通式は来月2日に行われ、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領が出席する予定。工事中の2駅は来年3月の利用開始を目指す。
 運営するレイリンクのヘル・クスワント社長によると、2018年1月2日から首都圏専用バスのトランスジャカルタ(TJ)がBNIシティ駅前に停車する。また、国鉄スディルマン駅とBNIシティ駅を結ぶ歩行者専用道路の建設を進めている。
 BNIシティ駅の始発は午前3時21分、終発は午後10時51分。スカルノハッタ空港の始発は午前4時40分、終発は翌午前0時40分。チケットは各駅やレイリンクのスマートフォン用アプリから予約・購入する。電子マネーのみ対応。車内にはWi―Fiやトイレを完備。座席でスマートフォンなどを充電できる。

■スカイトレインへ直結

 開通初日の午前中は同鉄道の試乗を目当てに利用する客が多かったが、夕方ごろには飛行機の利用客も増え始めた。予約せず当日購入する人がほとんどで、BNIシティ駅ではチケットが売り切れ、希望の時間に乗れない乗客もいた。
 スカルノハッタ空港に新設された駅からは、9月に開通したターミナル間を移動する全自動無人運転車両システム(APMS)「スカイトレイン」へ乗り継ぐことができる。
 国内の空港鉄道は2路線目。初の空港鉄道は13年7月、北スマトラ州メダン近郊のクアラナム空港の開業と同時に開通した。メダン市街と空港間の26キロを結び、昨年1年間の利用客は73万人に達した。西スマトラ州パダンのミナンカバウ空港や中部ジャワ州ソロのアディスマルモ空港でも建設が進む。
 さらに東ジャワ州スラバヤのジュアンダ空港やバリ島のングラライ空港、来年開業予定の西ジャワ州マジャレンカ県クルタジャティの西ジャワ空港、ジョクジャカルタ特別州の新空港など、主要空港でも建設が計画されている。(毛利春香、写真も)

混雑する空港駅の改札口
混雑する空港駅の改札口

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