販売網の多角化進める デパート運営の国営サリナ 空港への出店や海外進出 オンライン部門の強化も
中央ジャカルタや東ジャワ州マラン市でサリナ・デパートを運営する国営サリナは、空港への出店や海外進出、オンライン部門の強化など販売網の拡大、多角化を進める。地元メディアが報じた。
スギアルタ・ヤサ社長は大衆紙ワルタコタの取材に「来年、サウジアラビアのメッカに新店舗をオープンする。東京でも出店を視野に入れた調査を進めている」と述べた。サウジアラビアでは現地企業と連携し、インドネシアの工芸品などの販売を進めるという。
同社広報によると、国内では空港への出店を進めており、4月には、スカルノハッタ空港第3ターミナルに工芸品などを販売する店舗をオープンさせた。
バリ州のングラライ、南スマトラ州パレンバン市のスルタン・マフムッド・バダルディン、南スラウェシ州マカッサル郊外のハサヌディン各空港などにも出店した。
経済紙コンタンの報道によると、2018年1月にオンライン・セールス部門を設置し、オンライン販売を売り上げ全体の3割まで引き上げる目標を掲げている。
電子商取引(EC)の市場が急拡大する中、通販サイト「ブランジャ」などを通じ、工芸品やコーヒーなどを販売も強化する。(坂田優菜、写真も)