悪天候に要警戒 年末年始 気象庁が呼び掛け
気象庁(BMKG)は19日、クリスマスから年末年始にかけての長期休暇中、悪天候への警戒を呼びかけた。インド洋から湿った空気が流れ込むためで、大雨や強風、高波で公共交通機関に影響が出る恐れもある。
年内、大雨が予想される地域は、24〜26日が北・西スマトラ州沿岸部と西・東ヌサトゥンガラ、中部スラウェシ、パプア各州。26〜31日は、ジャワ島北部の沿岸部と中部・東ジャワ、北カリマンタン、中部スラウェシ、マルク各州。
18年1月1〜7日は、中部ジャワ、西スマトラ両州の沿岸部とジョクジャカルタ特別州、北・東カリマンタン、中部スラウェシ、東ヌサトゥンガラ、アチェ各州――となっている。
高波と強風にも注意が必要で、ジャワ島西端のメラック〜スマトラ島南端のバカウヘニ、東ジャワ州バニュワンギ県クタパン〜バリ州東部のジュンブラナ県ギリマヌクを結ぶ航路では、高さ2メートルを超える高波の発生が予想されている。
また観光地として知られるバンカ・ブリトゥン州周辺の海域でも高波への注意が必要で、カリマタ海峡やリアウ諸島州ナトゥナ諸島沖では最大6メートルの高波が発生する恐れがあるという。
気象庁によると、国土の93%はすでに雨期入りした。雨期のピークは、ジャワ、バリ、ヌサ・トゥンガラ各島が2018年1月、その他の地域は2月と予想され、3月ごろから降水量が減り始めるとみられる。(毛利春香)