近未来的デザインが話題 東ジャワのカプセルホテル
日本を訪れる外国人観光客の間で人気のカプセルホテル。インドネシアでも近年、さまざまなコンセプトのカプセルホテルの存在感が高まりつつある。ドゥティックコムなどが伝えた。
東ジャワ州モジョクルト県のホテル「グランド・ウィッツ・ホテル・トラワス」は、近未来的デザインのカプセルルームが話題だ。
中国から輸入したカプセル型の寝台100台を備える。大きさは長さ2メートル、幅1・4メートル、高さ1・2メートル。宇宙船の扉のような出入口はカードで施錠でき、テレビやヘッドホン、コンセントなどを備え、プライベートな空間を楽しむことができる。
宿泊客のタニヤ・ラハユさん(25)は「最初は映画のスターウォーズみたいで驚いた。狭いけど快適」と感想を述べた。
同ホテルのダニー・ブディマン・マネジャーは「日本のカプセルホテルをヒントにデザインした。宿泊客はコストを通常のホテルの半分以下に抑えられる。学生やビジネスマンをターゲットにしたい」と話す。
同ホテルのカプセルは朝食付き1泊約25万ルピアから。
一方、西ジャワ州バンドン市でことし6月にオープンしたカプセルホテル「イナップ」は、19階からの眺めを楽しめるカプセルを設置する。モダンなデザインの全16カプセルのうち、二つは壁の2面が窓となっており、朝焼けや夜景をベッドの上から眺めることができる。窓付きカプセルは平日1泊12万ルピアから。(坂田優菜)