宮里優、惜しくも4位 「悔しいですね」 イ・マスターズ 

 ジャスティン・ローズの優勝で幕を閉じた男子ゴルフのアジアンツアー、インドネシアン・マスターズ。4位に終わった宮里優作(37)=世界ランキング58位(10日現在)=は17日のホールアウト後、「疲れましたね。後半、ショットのコントロールができずに伸ばせなかったのが、悔しいですね」と無念さをにじませた。
 最終第4ラウンドは、悪天候で持ち越された第3ラウンド消化後、午前7時半から始まった。午前11時前から雨が降り始め、雨が降り止んだ同22分に雷雲の接近で一時試合が中断した。午後0時50分の再開後は小雨は降ったが大きく天候が崩れることなく、午後4時前に全ホールを終えた。
 宮里は、第3ラウンドから三つスコアを伸ばして通算18アンダー、270の3位タイでホールアウト。ローズと同じ最終組で回ったスコット・ビンセント(ジンバブエ)が最終18ホールをバーディーで終え、通算19アンダーとしたため、惜しくも4位となった。
 2018年3月の米マスターズ・トーナメント出場資格となる世界ランキング50位以内を目指しての参戦だったが、ランキングを上げるポイント獲得圏の3位以内には届かなかった。宮里は「来年切り替えていきたい。なんとかソニー・オープン(米ハワイ)まで調整して、またいい状態で入りたい」とコメントした。
 多くの日本人も観戦に訪れた。友人と共にローズ選手と宮里選手の組を追いかけた、物流企業駐在3年目の伊藤勇二さん(34)は、インドネシアで初のゴルフツアー観戦で、「弾道と飛距離と音がすごかった」と興奮した様子。最近スコアが100を切ったというゴルフ好きで、選手のサイン帽子もゲット。宮里選手には「最近すごく成績がいい。男子ゴルフが低迷する中で選手会長として盛り上げようとしている。今後もコンスタントに成績を出して、海外でも活躍できるように頑張ってほしい」とエールを送った。
 2位は首位と8打差のパチャラ・コンワッドマイ(タイ)。高橋賢と片岡大育は51位タイ、秋吉翔太は69位タイだった。川村昌弘と竹安俊也、中西直人は16日に持ち越された第2ラウンドの結果、予選通過はならなかった。
 インドネシア人最高位は、56位タイのジョージ・ガンドラナタだった。(中島昭浩、写真も) 

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