年内にも運用試験実施 ジャカルタの公共バス統合
ジャカルタ特別州内の公共バスを統合、統一運賃で乗車可能にする新運行案について、サンディアガ・ウノ副知事はこのほど、早ければ年末までに運用試験を開始する考えを示した。運賃は当初計画していた5千ルピアから安くなる見込み。地元メディアが報じた。
同副知事によると、運用試験は、東ジャカルタ区ドゥレン・サウィットと西ジャカルタ区グロゴル、南ジャカルタ区ルバック・ブルス、北ジャカルタ区ワラカスの4地域を予定。それぞれを結ぶ公共バス路線を統合する。
同運行案は「オーケー・オートリップ」と呼ばれ、アニス・バスウェダン知事が選挙戦で掲げた公約の一つ。
公共バスのメトロミニやコパジャ、トランスジャカルタ(TJ)などを統合し、最初の乗車から3時間以内なら、乗り換えに追加運賃がかからない内容。
運賃は当初計画の5千ルピアから3500ルピアへの値下げが検討されている。
統合に協力する州営トランスポルタシ・ジャカルタ(TJ)のブディ・カリウォノ社長は先に、試験開始時期を「2018年1月初旬」としていた。このため、サンディアガ副知事が「年末までにできるかどうか(同社長に)掛け合う」という。(中島昭浩)