英国製の屋根が完成 自転車競技施設 フェロドローム
2018年8月開幕のアジア大会に向け、東ジャカルタ区プロガドゥンの自転車競技施設「フェロドローム」で屋根の設置が進んでいる。建設は英国の企業と共同で進め、デザインや建材など英国の技術を取り入れている。
建設事業は州営建設ジャカルタ・プロペルティンド(ジャックプロ)が担当しており、屋根の取り付けは11月に完了した。建設工事の進ちょく状況は7割で、18年6月完成を目指す。
フェロドローム建設事業は、イベント会場のデザイン・建築を専門とする英国のESグローバルと共同で進めてきた。屋根の骨組みなどの建材は全て英国から取り寄せている。
現場担当者の1人で建築コンサルタントのエドリー・ポハンさんによると、現在は照明やトラック部分の整備、座席の設置を進めている。この作業は18年2月には終わる見通しで「2月にはやっと競輪場らしくなる」と話す。
選手が使う部屋や解説席、トラックなども徐々に形になってきている。ドーム入り口手前は、噴水などを設けた緑豊かな公園となる。
一方、同じくジャックプロが担当し、プロガドゥン地区で全面改築が進んでいる競馬場ジャカルタ・インターナショナル・エクエストリアン(馬術)・パーク・プロマス(JIEPP)は、12月中に正式オープンの見込みだという。(毛利春香、写真も)