イスタナで洪水対策 新たに排水路と貯水槽整備 大統領 来月からボゴールで執務

 中央ジャカルタにあるイスタナ(大統領宮殿)の敷地内で、洪水対策のため新たな排水路と雨水を貯める貯水槽の設置が進められている。年内に完工予定で、作業を円滑に進めるため、ジョコ・ウィドド(通称ジョコウィ)大統領は12月から、執務場所を西ジャワ州ボゴールのイスタナへ移す。
 工事が実施されているのは、計6棟の建物が立ち並んでいる約7ヘクタールの敷地内。総延長距離2キロに及ぶ排水網を新たに整備する。清掃をこまめに実施できるよう、4メートルおきにマンホールを設置する。
 また、2カ所に貯水タンクを埋設し、貯めた雨水は地中や水位が下がった川へ流すほか、庭の水やりなどにも活用する。同貯水システムは、2018年8月に開催されるアジア大会に向けて改修工事が進むブンカルノ競技場(中央ジャカルタ区スナヤン)にも導入するという。
 公共事業・国民住宅省によると、工事は国営企業のブランタス・アビプリマが担当。総工費は490億ルピアで、7月に着工した。イスタナでは会談なども多く、工事のスケジュール調整が難しいという。
 作業員数は現在、約100人で、午前8時〜午後10時と午後10時〜午前4時の2交代制で工事を進めている。
 これまでは、イスタナ前の排水路3カ所、裏側の同1カ所からチリウン川に雨水が流れ込む仕組みになっていたが、新排水網の整備後はすべて閉鎖される。
 過去15年間、イスタナでは洪水が02年、08年、13年の少なくとも3回発生した。13年の浸水時には、ユドヨノ前大統領とアルゼンチン前大統領の会談が中止された。(毛利春香、写真も)

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