日本語がみるみる上達 幼稚部プレイグループ バリ日本語補習授業校 ウブドクラスが半年

 藁葺き屋根の東屋から、幼い子どもたちの「せんせい! せんせい!」と呼ぶ元気な声が聞こえてきた。バリ島のウブドで毎週二回開かれている、バリ日本語補習授業校幼稚部のプレイグループだ。サヌールの補習校にもプレイグループはあるが、ウブドクラスは、自宅に近い場所で子どもたちが日本語に接してほしいと願う、ウブド在住の日本人保護者らの働き掛けで昨年八月にスタート。約半年が過ぎた現在、一歳から三歳までの幼児十八人が、遊びや読み聞かせを通して日本語に親しんでいる。
 午前十時、教室に上がった子どもたちは、ひらがなで個々の名前が書かれた出席カードを自分で選び出し、今日の日付欄にシールを貼った。最初はそれぞれが好きな遊びをする時間。二人の日本人講師と一人のインドネシア人講師に見守られ、話し掛けられながら、パン粉を作ったり、スポンジに水を含ませたりと皆、遊びに一生懸命だ。
 「朝ごはんは何を食べましたか?」―出席を取りながら問いかける講師に「パン」「ごはん」「なっとう」と、大きな声で答えが返ってきた。読み聞かせや紙芝居には、ほとんどの子どもたちが熱心に聞き入っていた。
 子どもたちは、一人を除いて全員が片親がバリ人、ジャワ人、豪州人などの国際児だ。日本語講師、日本語が流暢なインドネシア人講師と過ごす一時間半は、子どもたちにとって毎回新鮮で、刺激的な経験に違いない。
 常勤講師の一寸木清美さんによれば、家庭環境により日本語のレベルは異なるが、どの子どもも覚えはとても早く、日本語の語彙(ごい)が驚くほど増えたそうだ。
 「子どもの環境は九割がインドネシア語とバリ語」と話す保護者で、ホテル勤務の中谷薫さんも「ここへ来て日本語のシャワーを浴びるようになって以来、家にいても日本語がどんどん口から出てくるようになった」と話す。
 ウブドクラスの保護者らは、プレイグループのことを広く知ってもらうとこれまで無料オープンクラスや子どもヨガクラスなどのイベントを開いてきた。「ウブドにはまだまだ知らない人がたくさんいると思う。より大勢の子どもたちの参加を待っています」と保護者の岸田美枝さんは話した。

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