涼しい宮殿でのんびり 「彩陶」「湖春」

 西ジャワ州ボゴール県の動物園「タマンサファリ・インドネシア」で、中国から初めてやってきたジャイアントパンダの「彩陶(チャイタオ、雄)」と「湖春(フーチュン、雌)」が今月末に一般公開される見通しとなった。2日、一足先に報道陣に公開された「イスタナ・パンダ(パンダ宮殿)」の様子を伝える。

 中国の城をイメージした3階建てのパンダ宮殿は園内の奧にあり、専用のシャトルバスに乗って向かう。道中、パンダの餌となる竹林の風景も楽しめる。
 暑さが苦手なパンダを迎えるため、宮殿は海抜1800メートルの高地に建てられた。気温は15〜24度と涼しく、パングランゴ山(標高3019メートル)を望める見晴らしの良い場所にある。
 土産店がある1階を上がり、パンダが展示されているのは2階と3階。共に7歳の2頭は竹を食べたり寝っ転がったりとくつろいだ様子で、パンダと初対面した地元の記者たちは「かわいい」と夢中になって写真を撮っていた。
 案内役を務めたヤンセン・マナンサン園長(75)は華人で中国語も話す。記者たちに2頭の名前の持つ意味を説明し、「とても美しい名前だ」とほほ笑んだ。
 ここで飼育展示されているのは、ジャイアントパンダだけではない。パンダの向かいの飼育場で、木の家からかわいい顔をのぞかせたのはレッサーパンダ。10月中旬に6頭が中国からやってきて新たに仲間入りしたばかりで、得意な木登りを披露していた。
 パンダ宮殿には景色を見ながら食事できるレストランやパンダの生態を学べる施設もある。ヤンセン園長は「今はパンダを来場者に慣れさせているところで、今月末に正式にオープンする。思い出に残る休日を過ごす場所となってほしい」と話した。(木村綾、写真も)

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