二輪レースに本格参戦 JBRモーターサイクル 佐藤周をライダー起用

 二輪車ロードサービス大手のJBRモーターサイクル(本社・名古屋市)はこのほど、四月から始まる今シーズンのインドネシアを代表する二輪レースの一つ「インドスピード・レース・シリーズ」(IRS)の六〇〇ccクラスにシリーズ参戦することを決めた。レーシングライダーとして全日本選手権に参戦している佐藤周(二七)を起用し、シリーズチャンピオンを目指す。
 同社は昨年、協賛スポンサーとして佐藤をライダーとする日本チームのIRS参戦を支援。今年は同社としては初めて独自にレーシングチームを発足し、アジアロードレース選手権六〇〇ccクラスのインドネシア戦にもスポット参戦する。マシンはカワサキ「ZX―6R」を使用。メカニックには、佐藤と三年間組んできた持塚一馬を起用する。
 今年は同レースにほかの日本チームの参加も見込まれている。
 日本で二十万人の会員を有し、盗難保険や延長保証事業を行う業界最大手の同社。レースを通じ、現地ライダーやメカニックの育成やライディングスクールの展開も目指す。
 ライダーの佐藤は「日本の二輪業界全体が厳しい状況下に置かれる中、インドネシアでは日本の一九八〇年代を彷彿とさせるバイクブーム」とコメント。昨年の参戦を通じ、「大きな可能性と国内状況を打破できる糸口が隠れているのではと感じた」としている。
 同社レーシングチーム責任者の横山勉さん(二九)によると、国内の冷え込む二輪市場の活性化が参戦を決めた理由の一つ。「日本が誇る高い技術をインドネシアでアピールし、両国の二輪業界発展の懸け橋となりたい」と力を込める。
 同社はレーシングチームの協賛企業を募集中。個人での協賛も受け付けている。問い合わせは、横山さん(携帯0878・9384・6997、メールt_yoko yama@jbr-m.co.jp)まで。
 レースは基本的に土日開催で、チケット購入による観戦が可能だ。インドスピード・レース・シリーズ初戦は四月二十二、二十三日の二日間。(岡坂泰寛)

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