首都6高速道が着工 プログバン〜スンタル〜スマナン 北部横断路線
ジャカルタ特別州が進める高速道路6路線を建設する計画で、運輸省首都圏交通管理庁(BPTJ)はこのほど、首都北部を東西に横断する2路線を着工したと発表した。2016年の着工を目指していたが、建設用地の取得が遅れていた。ドゥティックコムが伝えた。
着工したのは、第1工期のプログバン〜スンタル間(9.4キロ)とスンタル〜スマナン(20.2キロ)の2路線。州営プンバグナン・ジャヤなど12社が出資するジャカルタ高速道路開発(ジャカルタ・トルロード・ディベロップメント=JTD)が建設する。今後も土地収用を進めながら第2、第3工期の着工を急ぐ。第3工期の完工は2022年を目指す。
当初、総事業費は42兆ルピアとしていたが、第1工期の費用は現時点で41兆ルピア。JTDは現在、建設資金14兆ルピアを国営マンディリ、国営ヌガラ・インドネシア(BNI)、セントラル・アジア(BCA)、州営DKIの4行から成るシンジケートから借り入れる準備を進めているという。
同計画は16年に国家戦略事業の一つとなり、建設に向けた動きが加速していた。(坂田優菜)