新スポーツ施設が着工 北ジャカルタ スンタル貯水池周辺で
北ジャカルタにあるスンタル貯水池周辺で9日、スポーツ複合施設「BMWスタジアム」の建設が始まった。ウオータースポーツ施設の建設から進め、2018年にはサッカースタジアムの建設を開始する計画。
名称は「Bersih(きれい)」、「Manusiawi(思いやりのある)」、「Berwibata(権威ある)」から取った。
青年スポーツ省によると、ウオータースポーツ施設に充てる建設費は170億ルピアで、敷地は約2千平方メートル。サッカースタジアムは1兆3千億ルピアで、公園なども整備する。9日に着工したクラブハウスには、会議室やレストラン、選手用の部屋、トイレ、更衣室などを設ける。3〜4カ月で完成する予定。
各種大会開催のほか、練習場として一般客からプロ選手まで利用でき、スンタル貯水池でボートや水上スキーなどのウオータースポーツを楽しむことができるようになる。現在は建設と同時に、同貯水池周辺の歩道整備や、池の掃除も進められている。
BMWスタジアム建設で、ジャカルタ特別州政府は、スポーツ大会や練習などに使用される中央ジャカルタ・ブンカルノ競技場(GBK)への一極集中を軽減したい考え。
ジャロット知事は「(同スタジアムを)国際大会が開かれる施設にするとともに、スポーツや食、観光、エンターテインメントなどさまざまな目的で誰もが利用できる場所にしたい」と話した。(毛利春香、写真も)