一掃作戦に住民動員 運航に障害のたこ揚げ スカルノハッタ空港
航空機運航の障害になるたこ揚げを一掃しようと、国営空港管理第2アンカサプラが、スカルノハッタ空港近隣の住民約40人を空港周辺の警備に動員している。ニュースサイトのテンポCOなどが報じた。
住民らによる見回り警備に加えて、国軍(TNI)などとも協力を進め、同空港周辺でのたこ揚げ一掃を目指す。
同空港北側に隣接するバンテン州タンゲラン県コサンビ郡ラワ・レンガス村の住民によると、たこ揚げは趣味として行われてきた。第2アンカサプラから注意を受け、たこ揚げをする地元住民は減少しているという。
たこ揚げは、空港周辺の用地買収・収用に反対する運動にも使われてきた。同空港第3ターミナル整備に関係した土地収用でも、反対メッセージが書かれたたこが揚げられたり、木にくくりつけられるなどした。(上村夏美)