イ初のショールーム 住友林業 トータルにコーディネート

 国内初となる住友林業インドネシアのショールームが24日、南ジャカルタ・ブロックMに正式にオープンした。キッチンや床、壁材などを扱う日系建材8社と共にトータルコーディネートの良さをアピールする。 
 ショールームは2階建て。1階は国内で主流のタイルや大理石を使った床でなく、得意とする「木のぬくもり」を感じられるようにコーディネートされた空間、2階は協力各社の商品サンプルや解説が展示されている。 
 国内ではこれまで壁や床、キッチンなど商品ごとに別々の施工業者に発注していたため、完成後にイメージと異なる仕上がりになる場合が多かったが、ショールームでは資材の発注、調達からデザイン、施工まで一貫した提案を受けられるため、イメージ通りに仕上がる。施主が個別に進捗(しんちょく)を確認する手間もなくなる。 
 住友林業インドネシアの播磨栄治社長は「主要事業である木材建材の国内販売拡大に向けた何らかの機能が必要と感じた」と開設のきっかけを話す。「個々の商品を他の商品とコーディネートすることでより一層魅力を引き出すことができる。ショールームを起点に日本製品の良さを伝えていきたい」と語った。 
 中間層以上をターゲットに、2018年3月までは月1件の成約を目指す。3年後の売り上げ目標は年間1億円。個人向け物件から始め、法人への販売も計画している。 
 商品を展示している日系建材8社は、コンロのリンナイ▽浄水器のトクラス▽システムキッチンの永大産業▽調湿壁材「さらりあ〜と」の大建工業▽ブラインドのトーソー▽壁材のエスケー化研▽住友林業の子会社クタイ・ティンバー・インドネシア(KTI)▽同シナール・リンバ・パシフィック(SRP)。さらに、施工を手掛けるウィステリアグループと地場系家具大手オリンピックグループが協力している。
 ショールームはパンリマ・ポリム・ラヤ通りに面した日本料理店「穂の香」が入居するビルにある。営業は午前9時〜午後6時。(中島昭浩、写真も)

経済 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly