地方の行楽地にぎわう レバラン長期休暇

 有休取得奨励日(チュティ・ブルサマ)や週末と合わせ6月23日〜7月2日までの大型連休となったレバラン(断食月明け大祭)前後。首都圏が閑散とする一方で地方の行楽地は混雑し、家族連れを中心に休日を満喫した。

 中部ジャワ州マグラン県の世界遺産ボロブドゥール寺院遺跡群などが有名なジョクジャカルタ特別州付近では、同州グヌンキドゥル県の洞窟探検や海岸を訪れる人が多く、新たな人気の観光スポットとなった。同県観光局によるとレバラン休暇を利用して25万人が訪れ、経済効果は12億ルピアを超えそうだという。
 バリ州ングラライ空港を運営している国営空港管理第1アンカサプラによると、同空港では15〜28日の2週間で100万人以上が利用。28日には、昨年のレバラン休暇と比べると14%増の2万1500人が同空港から出発した。
 南スマトラ州パレンバンにある巨大コーランが飾られたガンドゥス・プサントレン(イスラム寄宿学校)では、レバラン初日から観光客が増え始め、最大1日6千人が訪れた。入場料だけで260万ルピアが集まったといい、維持費に活用するという。
 また5月に改修を終えたアチェ州バンダアチェ市にあるアチェのシンボル、バイトゥラフマン・モスクでも、多くの観光客が詰め掛けるなど、宗教関連施設も人気の観光地の一つとなった。一方で、インドネシア最西端ウェ島にある同州サバン市へは国内旅行客を中心に、レバラン2日目の26日から観光客が急増。長期休暇や週末などと比べても倍増となったという。(毛利春香)

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