道路・鉄道 混雑ピーク レバラン休暇のUターン

 レバラン(断食月明け大祭)休暇を古里や行楽地で過ごし、7月3日の仕事再開に合わせて首都圏などへ戻る人たちのUターンがピークを迎えている。30日には、ジャカルタ特別州と西ジャワ州チカンペックを結ぶチカンペック高速道の通行量が普段の4倍に増加し、料金所や各休憩エリア周辺で渋滞が発生した。国鉄(KAI)を利用したUターンも30日から7月1日にかけピークとなる。

 運輸省によると、同高速道のチカラン・ウタマ料金所では27〜29日、計約30万台が通過。7月1日には11万台以上が通過すると予想されており、30日からは料金ブースを七つ増やして計31カ所で対応している。
 休憩エリアとその周辺も混雑しており、同省のスギハルジョ事務次官は「休憩エリアに長くとどまらず、1時間ほど休憩したら運転再開を」と呼びかけている。
 渋滞緩和策として、首都圏などへ向かう専用車線が各地に設けられる。西ジャワ州バンドン市や同州ガルット県、中部ジャワ州各地などを結ぶ国道では7月1、2両日、ガルット、タシックマラヤ両県からバンドン市方面へ向かう一方通行規制が敷かれる。
 ティト・カルナフィアン国家警察長官は30日、ムディック(帰省)時の交通状況について、ジャワ島横断高速道の中部ジャワ州東ブルブス料金所などで大渋滞が発生しなかったことから「昨年と比べ、ことしの帰省はスムーズだった」と話した。
 ことしは6月19日から7月4日まで警察や運輸省交通局などが協力し、各地の渋滞状況を確認しながら、17万人以上の警察官や国軍兵士が交通整理などに当たっている。
 一方、国鉄(KAI)によると、30日〜7月1日、ジャカルタなど首都圏方面へ向かう列車の切符は売り切れ状態。帰省とUターンを合わせた利用客は計600〜700万人に達する見込みで、昨年のレバラン時期より約6%増加するという。(毛利春香)

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