佐藤が初優勝 BCAオープン 女子シングルス 男子シングルス 坂井は準優勝

 バドミントンのBCAインドネシア・オープン7日目は18日、中央ジャカルタのジャカルタ・コンベンションセンター(JCC)で行われ、女子シングルスの佐藤冴香選手(ヨネックス)が初優勝した。日本人のシングルス制覇は2015年の男子の桃田賢斗選手(NTT東日本)以来、2年ぶり2人目。女子では初の快挙となった。男子シングルスの坂井一将選手(日本ユニシス)は準優勝に輝いた。
 同大会は世界バドミントン連盟(BWF)が主催する大会のうち、五輪や世界選手権に次ぐ世界最高クラスのスーパーシリーズ・プレミア5大会のうちの一つ。佐藤は、同クラスでの優勝も初めて。日本人としては、桃田と山口茜(再春館製薬所)、奥原希望(日本ユニシス)、高橋礼華、松友美佐紀組(同)に次ぐ6人目の優勝者となった。 
 佐藤はスン・ジヒュン(韓国)との決勝を2―1で下した。
 坂井は格上のキダンビ・スリカンス(インド)に11―21で第1ゲームを取られた後、第2ゲーム中盤で得た5点のリードを守りきれず、13―13と同点にされてから競り負けた。 
 混合ダブルスでは、リオデジャネイロ五輪金メダルのトントウィ・アフマッド、リリヤナ・ナトシル組(インドネシア)が初優勝した。男子ダブルスは中国、女子ダブルスは中国ペアがそれぞれ優勝した。 
■二つの雪辱果たす
 佐藤は気迫が伝わるプレーで第1ゲームを21―13と引き離した。第2ゲームは押し切られたが、最終の第3ゲームは「1本ずつ取りにいこう」という気持ちで13―10から4連続得点を上げ、そのまま勝利を手繰り寄せた。「練習量は(相手よりも)多いという自信があったので負けてられないという思いがあった」 
 対戦相手のスン・ジヒュンは、過去1勝12敗と佐藤が負け越していた。また、2010年のインドネシア・オープンでは準優勝だったため、「(今大会は)雪辱になった。ファイナルゲームの厳しい大会の中で勝ち切れた。(世界ランク上位の)シード選手で勝っていない選手もいるので、(優勝は)そこに挑んでいくための自信につながった」。優勝の瞬間、涙を流して喜んだ。「1本1本取るのが苦しかったので、終わった時はホッとした気持ちでいっぱいだった」と話した。(中島昭浩、写真も)

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