アトラクションが盛況 国内最大の物産展 ジャカルタフェア
ジャカルタ生誕490周年記念行事の第50回ジャカルタフェアが、中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)で開かれている。自動車・オートバイ、衣料品、家具電化製品、各地の工芸品など、2500のブースが展示即売する国内最大規模の物産展。コンサートやコンテストなどのイベントも連日あり、家族連れなどでにぎわっている。
B3―C3ホールには各地の特産品や工芸品を売る店が並ぶ。アチェ州バンダアチェ市から出展したブースではかばんやコーヒー豆を販売。かばん(60万ルピア)やカードケース(25万ルピア)など、すべてアチェで手作りされたものだ。
スリル満点のアトラクション「フライング・フォックス」もある。飲料メーカーAJEが設置したもので、ペットボトル飲料を3セット買うと挑戦することができる。高さ20メートルの壁を登った後、70メートル先まで伸びたワイヤーにぶら下がって滑る。3歳以上なら体験できる。担当者によると「ジャカルタフェアで初めての試み」。毎日50人以上が楽しんでいるという。
会期中、500回以上開催されるライブイベントには、憧れのアーティストに会いにはるばる遠方からやって来る人も。16日夕方には、ロックバンド「スーパーマン・イズ・デッド」のファンたちが会場前のグッズ売り場に群がっていた。ジャカルタで働くテディさん(25)は「中部ジャワ州ブルブス県などから駆けつけた友人10人と来た」と話す。
日没前になると、ブカ・プアサ(1日の断食明けの食事)をとるために飲食店に人が集まる。同フェアはラマダン期間中、午後3時半から開園しており、レバラン(断食月明け大祭)中も営業する。
7月16日まで。土・日は午前10時〜午後11時。平日は午後3時半〜午後10時、金曜は同11時まで。入場料は1人2万ルピアから。(坂田優菜、写真も)