超富裕層の規模に驚き スナヤンの開発を見学 亜大の日本人留学生ら

 アル・アズハル、インドネシア両大学に留学している亜細亜大学(東京)の学生らが27日、鹿島建設の現地関連会社でプラザ・スナヤンを中心とした「スナヤン・スクウェア」の開発・運営を手がけるスナヤン・トリカルヤ・スンパナ(STS)社を訪問した。「スーパーリッチ」と呼ばれる超富裕層をメーンターゲットにした野心的な複合開発事業について説明を受け、経済の勢いや、それを取り込もうとする日系企業の活動を学んだ。
 アズハル大に1カ月間の短期留学で来イしている磯野未来さん(22)、山田凪沙さん(20)とインドネシア大に1年間の交換留学中の杉崎慧富さん(21)=いずれも国際関係学科3年=の3人と、日本語を学ぶアズハル大の2―4年生13人が参加した。語学だけでなく、広くインドネシアを知るのが狙い。
 同スクウェアは、月30億円規模の売り上げを誇る高級ショッピングモール群を中心に、オフィスビルや高級アパートを有する。旺盛な消費意欲を取り込もうと、新たにアパート2棟と、地上32階建てホテルの建設を進めている。
 事業概要を説明した齊藤崇裕取締役は「インドネシアの超富裕層は人口の1%だが、シンガポールの人口の半分に迫る240万人に当たる」と指摘。実際、シンガポールの高級マンション購入者の8割がインドネシア人であることなどを例示し、「国民総生産(GDP)などの指標だけで見ると、この国を見誤る」と強調し、富裕層に的を絞った事業の戦略性を説明した。
 反面、競合施設の出現や人材や有力テナントの流出など、経済発展に伴い、競争が激化しているとして、施設の改良や外資系飲食店の誘致に力を入れていることなどを紹介した。
 磯野さんは「超富裕層の規模が日本とは比較にならないほど大きく驚いた」と、日系企業を含め、熱い視線が注がれるインドネシア経済の好調さを実感した様子。ジャカルタでの生活で、交通渋滞のひどさも痛感したといい「帰国後は環境問題とインフラ開発について勉強したい」と話した。
 同スクウェアはスナヤン競技場がある国有地に立地。鹿島が1989年に96年から40年間のBOT(建設・運営・譲渡)契約をインドネシア政府と締結し、開発に着手した。

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