列車20%、バス18% 民間調査 レバラン帰省の交通機関 半数が自家用車利用

 民間調査機関クダイコピが5月24日〜6月6日に実施した調査結果(17歳以上の300人が回答)によると、ジャボデタベック(首都圏)からのレバラン(断食月明け大祭)帰省に利用される交通機関の種類は、自家用四輪・二輪車(レンタカー含む)が全体の49.7%を占めた。前年の40.4%より約9ポイント増加し、列車など公共交通機関より自家用車を好む傾向が強まった。

 交通機関の種類別内訳は、自家用四輪車が36.3%で最多。前年の27.9%から8ポイント強増えた。2位以下は、列車19.7%、デラックス・バス10.0%、航空機9.7%、自家用二輪車8.0%、エコノミー・バス7.7%、レンタカー5.3%、船舶1.3%。
 前年、19.0%で3位だった航空機は約9ポイント減で4位に落ちた。
 同機関創設者のヘンドリ・サトリオ氏は「昨年、(ジャワ島横断高速の)西ジャワ州東ブルブス料金所では大渋滞が発生した。その教訓が渋滞対策に生かされたことが、(自家用四輪車の利用増という)今回の調査結果に現れた」と述べた。
 昨年の東ブルブス料金所での大渋滞では、周辺に出口がなく、給油所やサービスエリアも未整備で、高速道路のサービスの悪さに批判が集中した。
 これを教訓に、ことしのレバラン帰省では、未完成区間の同料金所〜ウレリ出口(約115キロ)を臨時供用し、出口も六つ設置する。これら渋滞対策への好反応が、四輪・二輪車の利用者増につながっているという。
 また、帰省時期は、レバランの3日前が30.7%で最多。1週間前が13.0%、5日前が12.7%で続いた。当日に帰省する人は6.0%だった。
 Uターンはレバランの5日後が29.3%で最も多く、1日前28.3%、3日後21.3%と続いた。(中島昭浩)

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