医療分野の日イ交流を ハサヌディン大、病院と 偕行会と名市大

 日本の医療法人、偕行会グループ(本部・名古屋市中川区)と名古屋市立大は26日、南スラウェシ州マカッサル市にあるハサヌディン大学病院、同大と、それぞれ国際医療連携、学術交流に関する覚書(MOU)を結んだ。医療技術面で日本とインドネシアの交流を深める。

 同病院の病床数は千で、南スラウェシ州有数の規模を誇る。今後、偕行会との間で、医師や医療従事者の交流・研修、共同研究などを行うほか、透析医療における技術支援を偕行会から受ける。
 一方、名古屋市立大はハサヌディン大と、医療技術指導や共同研究、教員と研究者、医療従事者や学生の交流、学術資料などをはじめとした情報交換などを進める。
 覚書の署名式典には同大学のドゥウィア・アリス・ティナ・プルブフ学長、同大病院のアンディ・ファハルディン・ベニャミン院長、名古屋市立大学の郡健二郎理事・学長、偕行会グループの川原弘久会長らが主席した。
 インドネシアは、世界的に見ても透析患者の割合が多いが、適切な治療を受けずに放置するケースが多いとされている。
 偕行会は2016年12月、南スラウェシ州パレパレ市と透析医療の技術提供に関する覚書を締結。市内では18年に千床規模の病院が開業する予定で、医師や医療従事者が不足しないよう大学病院との連携も強める。
 さらに日イ間での医療ツーリズム促進も目指す。インドネシア国内からマレーシアやシンガポールへ渡航治療や検診に行く人がいる中、偕行会は日本でしか受けられない治療をインドネシアで提供していきたいという。(毛利春香)

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