土砂深く捜索難航 25人が依然行方不明 死者は計3人に 東ジャワ地滑り
東ジャワ州ポノロゴ県プルン地区バナラン村で1日に発生した地滑りで、バサルナス(国家救命隊)や軍からなる捜索チームは3日、新たに1人の遺体を収容し、死者は計3人となった。捜索活動は難航しており、発生から丸2日が経過した3日午後現在も、25人の行方が分かっていない。
国家防災庁(BNPB)によると、積もった土砂の深さは最大20メートルという。土砂を取り除く重機7台と救助隊員ら約1600人が捜索活動を続けている。
ドローン(無人小型機)で上空から被災状況を調査したところ、土砂は山の斜面を約2キロにわたって流れ下った。横幅は200メートルほどという。
同村へ通じる道は狭くアクセスが悪いことから、食料など救援物資の一部はヘリコプターで届けられている。
BNPBはポノロゴ県に対し、被災住民の移転先を早急に用意するよう求めた。一方、社会省は自宅を失った被災者に対し、1日1万ルピアを90日間にわたって支給する。(毛利春香)