ユーロカース始動 マツダの新販売代理店 本社と関係強化

 ユーロカーズ・グループ(本社・シンガポール)は14日、インドネシアのマツダの販売代理店に、グループ会社ユーロカース・モーター・インドネシアがなったと発表した。
 同グループはシンガポールでポルシェやマクラーレン、ロールスロイス、マツダなどを販売。2011年に18位だったマツダの販売を、16年には3位、販売シェア8%まで押し上げた実績を持つ。
 中央ジャカルタのホテル・インドネシア・ケンピンスキーで開かれた式典で、同社のカルソノ・キー執行会長は「シンガポールでの取り扱いが評価された。マツダ本社とのパートナーシップをより強固に、インドネシアでも、同様の結果が出せるように努力したい」と語った。
 マツダ本社アセアン事業室の柚木長一副本部長は、「ブランディングやマーケットでの露出や展開、実務的なオペレーション能力に加え、インドネシアの販売店を務めてきた同社の強みを生かし、現地ニーズにあった商品のアピールやサービス対応などに期待したい。強力にサポートしていく」と期待を見せた。
 マツダは06年、現地法人マツダ・モーター・インドネシア(MMI)を設立。販売店を増やすなど販売拡大に努力してきた。マツダ車は、空気抵抗の低減を重視し高速走行時の安定性など走行性能に最大限配慮したスタイルや、「魂動(こどう)デザイン」と呼ばれるデザインコンセプトなどが人気を集めたが、16年は前年比42%減の5107台と大きく販売を落とした。
 インドネシアのロイ・アルマン・アルファンディ社長は「ことしのオートショーに二つの新モデルを投入する。販売予想は6千〜7千台。3年以内に1万台にもって行きたい」と語った。 (太田勉、写真も)

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