14年間で100万台生産 ホンダ四輪 4.8兆ルピア追加投資へ

 四輪製造・販売のホンダ・プロスペクト・モーター(HPM)は27日、西ジャワ州カラワンの工場で、四輪車の生産累計台数100万台の記念式典を開いた。2003年2月の第1工場稼動から約14年。販売台数は当時の年間2万台から、16年には約20万台弱へと約10倍に拡大した。
 本田技研工業は1974年、プロスペクト・モーターに委託生産を開始、99年に合弁会社ホンダ・プロスペクト・モーター(HPM)を設立した。7千億ルピアを投資し当初5万台の生産能力を持つカラワン第1工場を建設、03年2月に「ストリーム」の生産を開始した。 
 12年には、3・1兆ルピアの追加投資を行いカラワン第2工場を稼動。カラワン工場は現在合計20万台の生産規模を持ち、モビリオやジャズ、HR—Vなど7つのモデルを生産する。 
 同工場は、グローバル生産・供給拠点としての役割も担い、16年よりスタンピング(打ち抜き加工)とクランクシャフトの製造部門に合計4220万ルピアを増資、LCGC(低価格グリーンカー)への部品供給や、ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国、日本、南西アジア、南米諸国へ部品輸出をおこなっている。16年輸出実績は、コンテナ7700本、2・2兆ルピア。17年にはコンテナ1万本、2・5兆ルピアを目指す。 
 HPMは今後5年間で、これまでの投資額約4・2兆ルピアを超える4・8兆ルピアの投資を計画している。本田技研工業の倉石誠司代表取締役・副社長執行役員は「米国、中国、日本に続く、世界第4位の販売規模であるインドネシアの事業に引き続き全力を尽くす」と語った。 
 式典には、工業省工業金属・機械・輸送設備・電子総局のグスティ・プトゥ・スルヤウィラワン総局長や在インドネシア日本大使館の本清耕造次席公使らが出席した。(太田勉、写真も)

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