暗いイメージ一掃へ トゥガルガ公園を大改修 19年までに完成の見通し 西ジャワ州バンドン市
西ジャワ州バンドン市のリドワン・カミル市長は8日、市中心部にあるトゥガルガ公園(広さ約16ヘクタール)を大改修すると発表した。恐竜型の大型ランタンを20台設置するなどして、売春や麻薬取引など暗いイメージを払拭(ふっしょく)。早ければ2019年、夜間も安心して訪問できる観光地に生まれ変わる。子ども向けのプールやサッカー場も整備する。
改修工事は3段階に分けて進められる。16年末に始まった1期工事は、広場と並木道の改修が既に終了した。
現在作業が進む2期は、子ども向けプール、児童公園の遊具、多目的大ホール、船型の野外演技場を建設し、ことし9月までにプレオープンさせる。
最終の3期工事では、サッカー場の改修と競技用プールを建設する。4年以内に改修を終える予定。
全事業費として、市は16、17年予算から計300億ルピアを支出。1〜3期工事の総事業費は880億ルピアに膨らむ見込みで、予算不足分は企業の社会的責任(CSR)活動やPPP(官民パートナーシップ)の枠組みで補う。
トゥガルガ公園は現在、露天商などが多く、トイレなどの設備は壊れてきれいとは言えない状態。夜には売春、麻薬売買が横行するイメージが付きまとうが、リドワン市長は「これまでのイメージを払拭し、夜間も家族連れでにぎわう観光地にしたい」と強調した。(中島昭浩)