ラフティングで観光開発 チリウン川の環境保全も 西ジャワ州デポック市
西ジャワ州デポック市は、市内を流れるチリウン川にラフティング施設を作り観光開発を進める。年内に事業をスタートさせ、廃棄物投棄防止など河川の環境保全にも取り組む。日刊紙コランテンポが31日、報じた。
計画では、チリウン川沿いのショッピングモール「グランド・デポック・シティー(GDC)」とチパユン郡ラトゥジャヤ、パヌス橋、ジュアンダの周辺にボートを接岸するための係留所を建設する予定。
川沿いに環境保護区も設け、さらに市内4カ所にはエコツーリズムの推進エリアを整備する。
同市芸術文化青年スポーツ局のアグス・スヘルマン局長によると、係留所1カ所当たりの整備費として、市は1億〜1億5千ルピアを支出する予定。
デポック市はことし、自然を生かした観光をコンセプトに施策を進めている。市内24カ所で観光開発を進め、大量のごみで川幅が狭まるなど、危機的な状況に陥ったチリウン川などの環境を改善する。
同市のモハンマド市議によると、チリウン川と森林公園が重点項目の一つに挙がっているという。(中島昭浩)