働くって、どういうこと? JJS 職場体験学習の報告会

 ジャカルタ日本人学校(JJS)の中学部2年生83人による職場体験学習(11月15〜16日)報告会が5日、同校中学部体育館で開かれた。受け入れ先企業27社の関係者や保護者、中学部1年生の生徒らが出席し、各職場での体験報告に聞き入った。

 生徒たちは訪問先ごとに分かれ、勉強になったことや苦労したこと、心に残ったことなどを発表した。
 自分の目で見たり、実際に体験した、仕事に向きあう哲学や厳しさを「クーラーのない暑い中で、立ち続けて仕事をしている」「バックオフィスに入る時には売り場に礼をする」「声を出す大切さ」などと説明。
 さらに「周りのことを考えながら仕事を進めていく」「一つの製品には、たくさんの人たちが関わっている」「ルールやマナー、成し遂げることの重要性」など、たくさんの気付きがあったと発表した。異国ならではの体験としては「言葉でなく、コミュニケーション、伝えることが必要」との学びもあったという。
 パナソニックで職場体験をした2年2組の横田エレナさんは、「発光ダイオード(LED)ランプを実際に作ることになるとは思わなかった。他ではできない体験がとても思い出に残った」と語った。
 同じく2組の小田歩実さんは在インドネシア日本大使館を訪れた。「現地校の生徒に日本の魅力を伝えるプレゼンテーションがとても大変だった。伝えることは大切だ」と感想を語った。
 JJSの齋藤稔校長は「まだ、将来何になりたいか考えていなくても、感受性の豊かなこの時期に、実際に働くこと、働く現場に触れ、将来について考えるきっかけになればと思う」と話した。
 JJSでは毎年、中学部2年時に、企業や日本大使館の協力を得て、職場体験学習を行っている。ことしは2日間の職場体験のうち、1日を父親の職場訪問に充てるプログラムも一部企業で始めた。(太田勉、写真も)

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