全剣連がイに防具寄贈 剣道普及に役立てて 元航空技術教官の武安会長

 全日本剣道連盟(全剣連)の武安義光会長(91)らがこのほど、インドネシアを訪れ、剣道の普及に役立ててもらおうと24日、インドネシア剣道連盟(マルセル・ウスマン会長)に防具20セットを寄贈した。3年後に国際剣道連盟への登録を目指すインドネシア剣道連盟をサポートしたい考えだ。武安会長は日本軍占領下のバンドンで航空技術の教官を務めた経験がある。
 イ剣道連盟は5年前に発足。日本人駐在員らが指導するなどして、徐々に普及し、会員は200人以上に成長した。一方、高価な防具が必要なことや地元指導者の育成が課題になっている。
 イ剣道連盟は2015年に東京である世界選手権までの国際剣道連盟入りを目指しており、武安会長は「できるだけアジア地域の剣道普及に貢献したい。個人的な思い入れもある」としている。
 中央ジャカルタの在インドネシア日本大使館で同日、武安会長がマルセル会長に寄贈品の目録を手渡した。贈呈には鹿取克章・駐インドネシア日本大使が立ち会った。
 武安会長らは石兼公博ASEAN(東南アジア諸国連合)大使も表敬訪問。石兼大使は「来年は日・ASEAN(交流)40周年にあたり、日本の武道を紹介できればうれしい」と述べ、剣道を通じた国際交流の意義に共鳴。全剣連の取り組みを応援する意向を示した。
 武安会長は1943年、陸軍指揮下の第20野戦航空修理廠が西ジャワ州バンドン市に設立した私立工業学校航空科の教務主任に着任。航空エンジンの分解整備などに携わるかたわら、発動機や無線技術をインドネシアの若者に指導し、終戦までに約100人を教育した。
 同日午後にはバンドンに移動し、教官時代の教え子と面談した。
 武安会長らは23日、ジャカルタ日本祭り関連行事として開かれた剣道大会に出席し、地元剣士らと稽古した。28日には北スマトラ州メダンの北スマトラ大学内で講演するほか、元残留日本兵家族らと懇談し、30日に帰国の途につく。期間中、各地で稽古にも参加する。(道下健弘、写真も)

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