4年に1度の競演 結成24年目のギャラクシー
結成24年目を迎える在留邦人ビッグバンド「ギャラクシー」は9日、中央ジャカルタのスルタンホテルで「第5回ワールド・ギャラクシー2016」を開催した。4年に1度、現役メンバーと日本のOB・OGが一堂に会して競演するライブで、会場に詰め掛けた約170人の観客を魅了した。
日本に帰国したメンバーで結成している「東京ギャラクシー」と「メトロギャラクシー」から25人、ジャカルタのメンバー23人の48人が、3時間半にわたって熱演を繰り広げた。
ライブは、東京とメトロのコンボチームの演奏でスタート、ジャカルタのコンボチームの演奏と続き、ジャカルタ・ギャラクシーのビッグバンドが演奏した。続いて、東京・メトロ混成のギャラクシー・ビッグバンドは、スタンダードの「オール・オブ・ミー」など全8曲、混成とは思えない息のあった演奏で聴かせた。東京で活動しているジャズボーカリストの河村留理子さんも加わり、「サマー・タイム」と「ナイト・アンド・デイ」を時には優しく、そして、力強く歌い上げた。
最後は、東京、メトロ、ジャカルタの参加者全員でテーマ曲の「オーパス・ワン」を演奏、4年後の再会を誓った。
バンドマスターの蜂谷浩二さんは「みんなやりきった顔がとてもよかった。帰任と新加入、別れと出会いの中、きょうはあらためて出会いの喜びを分かち合うことができた」と興奮冷めやらぬ表情で話した。(太田勉、写真も)