リスマ氏支持急上昇 ジャカルタ知事選 候補者登録迫る

 2017年2月のジャカルタ特別州知事選の候補者登録が19〜21日に迫った。アホック知事(50)とジャロット・サイフル・ヒダヤット副知事(60)の現職ペアの出馬が有望視されているが、州議会の最大与党・闘争民主党(PDIP)は態度を保留。一方で有力対抗馬として浮上する東ジャワ州スラバヤ市長のトリ・シルマハリニ(通称リスマ)氏(54)の支持率が上昇し、各党が候補者絞り込みの大詰めを迎えている。
 16日時点で現職ペアを含め、正副知事候補を確定した政党はまだない。闘争民主党以外で、単独で候補者擁立要件を満たす政党はなく、ゴルカル党やナスデム党、ハヌラ党の3党のみがアホック氏擁立を決定。
 しかし、副知事候補は、現職ジャロット氏の所属政党である闘争民主党がアホック氏擁立に踏み切れず、スラバヤ市長2期目のリスマ氏を知事候補として擁立する選択肢も周知してきた。
 州議会でアホック氏と対立する闘争民主党議員らの不満を吸い上げ、メガワティ党首自らリスマ氏に打診。さらにジャカルタ土着のブタウィ人団体やイスラム団体など反アホック勢力も取り込み、リスマ氏の支持率が急上昇している。 
■アホック氏上回る
 民間調査機関ポルトラッキングが9月6〜9日、無作為抽出した400人を対象に実施した世論調査では、リスマ氏優勢の結果も出ている。
 アホック氏とジャロット氏の現職ペアと、リスマ氏と実業家サンディアガ・ウノ氏(グリンドラ党副党首)のペアのうち1組を選ぶ場合、リスマ氏のペアが38・21%で現職ペアの36・92%を上回った。正副知事候補者として挙げた20人の中で、好感度はアホック氏とリスマ氏が64%で並んだ。
 ただ単独の知事候補者に絞り、「きょう知事選が行われた場合、誰を選ぶか」との問いでは、アホック氏が40・77%でリードし、リスマ氏の13・85%を大きく引き離した。
 他の候補者はいずれも10%以下にとどまり、サンディアガ氏9・23%、アニス・バスウェダン前教育文化相8・92%、ユスリル・イフザ・マヘンドラ元法務人権相4・62%。リザル・ラムリ前海事調整相やシャフリー・シャムスディン元国防副大臣など、名前が取り沙汰される元政府高官らは3%に達していない。
 ほぼ唯一の有力対抗馬として注目を集める中、リスマ氏は16日、「世論調査やその結果については何も知らない。調査を依頼したこともない」と強調。党公認候補の最終決定を下すメガワティ党首の歩み寄りについては「以前からよく会っている」と話すにとどまった。(配島克彦)

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