【JJM Matsuri 2016】オールウェイズ・トゥギャザー Indonesia & Japan Always Together 3〜4日   第8回ジャカルタ日本祭り

 8回目を迎える日イの友好イベント「ジャカルタ日本祭り」(JJM、主催・JJM実行委員会、協力・ジャカルタ特別州政府、在インドネシア日本大使館、後援・ジャカルタ・ジャパンクラブ=JJC、じゃかるた新聞)が9月3、4の両日、中央ジャカルタのブンカルノ競技場東側駐車場で開催される。前回は見送られた伝統の盆踊りが2年ぶりに復活する。 

 ことしのテーマは「Indonesia&Japan Always Together」。日イの来場者が、両国の文化に触れる催しを増やし、お互いに新たな発見がある双方向の交流を促進していこうという思いが込められている。
 新たな試みとして、メーンとミニステージ・広場に出演するアーティストを公募。60を超える応募から、約50の出演者が決まった。初出演は過去最多の30組。その中には、インドネシアの人気3アーティストの姿も。静岡県浜松市と交流がある大物歌手のトゥルスさんや注目の高校生ダンドゥット歌手レスティさんが歌声を披露する。クライマックスには、結婚後に夫妻で日本を旅行したジャズの歌姫アンディンさんと2011年の結成以来、毎年出演しているJKT48が続けざまに登場し、祭りを締めくくる。
 飲食店や物品販売店などは、昨年から約20ブース多い92ブースに大幅に増加した。例年よりもインドネシア料理を提供する店舗が増え、JJM出店への地元企業が高い関心を示していることがうかがえる。
■40年目の盆踊り
 JJMの盆踊りの原型は、1977年に中央ジャカルタ旧ヒルトン・ホテルの欧米系ビジネスマンが多数を占めるエグゼクティブ・クラブで企画され、欧米人らも参加した小さな国際盆踊り大会だった。
 その後回を重ね、95年のインドネシア独立50周年を記念し、クマヨランの国際見本市会場で盛大に開催されて以来、親日家のインドネシア人にも良く知られたイベントとなった。ところが、バリ島爆弾テロなどの影響で、2003年7月の盆踊り大会を最後に中止された。
 再開されたのは4年後の07年11月のJJC個人部会フェスティバル。会場のジャカルタ日本人学校(JJS)には、約1960人の邦人家族が訪れた。08年、日イ国交樹立50周年を記念する「イ日友好フェスティバル」でも大きな成功を収め、09年、在留邦人の有志が発起人となって始まった第1回のJJMから、毎年の恒例行事として受け継がれてきた。
 盆踊りの種がインドネシアにまかれて40年目のことし、伝統の盆踊り大会が戻ってくる。両日午後6時半からメーンステージに向かって、メーンゲート左側の広場で開催。日本の祭りの雰囲気を盛り上げる。(中島昭浩、写真も)

両国文化、友好深化の契機 谷崎泰明・駐インドネシア日本大使

 ことしもジャカルタ日本祭りの時期がやって来ました。第8回目となるジャカルタ日本祭りは、すっかりジャカルタの恒例行事として定着し、大変うれしく思います。さまざまなかたちで開催にご協力頂いている在留邦人の皆さま、日本とインドネシアの交流にご賛同頂いた両国の企業や団体、そして、ジャカルタ特別州政府をはじめとする関係者の皆さまに心より感謝申し上げます。
 ご存知のとおり、ジャカルタ日本祭りは、日本の祭り文化をインドネシアの方々に紹介するだけでなく、インドネシアやジャカルタの文化をここで暮らす日本の方々に紹介し楽しんでもらうという目的も持って開催されています。
 1958年に国交を樹立して以来、58年もの間、互いに大切なパートナーとして交流を続けてきました。今では、政治、経済分野だけでなく、社会、教育、文化とあらゆる分野で両国の関係は発展し、活発な市民交流も行われています。
 ジャカルタ日本祭りが、ジャカルタ市民の皆さまと在留邦人の皆さまの交流を深める契機となり、そして、日本とインドネシアの友好関係をいっそう強固なものにしていく機会となることを期待しています。
 ことしは9月3、4日の2日間、盛大に開催されます。ぜひ皆さんと一緒にジャカルタ日本祭りを盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いします。

関係強化、日イに呼びかけ アホック・ジャカルタ特別州知事

 2016年を持ちましてジャカルタ日本祭りは第8回目を迎えました。中央ジャカルタのブンカルノ競技場の東駐車場で、3、4の両日に開かれるジャカルタ日本祭りの活動を歓迎いたします。
 インドネシアと日本の両国は、友好の絆とともに連帯を強め、地震や津波、他の災害における人道支援を行ってきました。
 日本とインドネシアの二国間の友好関係はすでに58年続いており、インドネシア共和国の首都であるジャカルタと、日本の首都である東京の姉妹都市としての関係は双方に多くの利益をもたらしてきました。
 ジャカルタには大きな日本人社会があります。ジャカルタの市民は常に、舞踊や音楽、演劇、武術、映画、コスプレ、また品格が高く健康に良い多様な料理など、日本の芸術文化をたたえてきました。
 ジャカルタ特別州知事として、ジャカルタ市民と日本人社会のすべての関係者の方々に対し、さまざまな活動を通じ、両国の関係を強めていくよう呼びかけます。
 イベントが開かれるジャカルタの市民の皆さん、家族とともに訪れ、さまざまな日本の伝統文化の催し物やアトラクションを楽しみましょう。
 ジャカルタ日本祭りの開催おめでとうございます。ジャカルタ市民の温かい歓迎を受け、成功することを祈っています。

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