支援通じ輪広がる 「日本好きが自発的に」  若手元留学生のKAJI 2周年集会開く

 日本に留学経験のある三十―四十代を中心としたインドネシア人らで構成するインドネシア日本同好会(Komunitas Alumni Jepang di Indonesia=KAJI)は二十八日、南ジャカルタの日本食レストラン「鳥元」で、二〇一〇年一月の発足から二周年を記念する集会を開催した。元日本留学生協会(プルサダ)の若手メンバーらが結成したKAJIは、メンバーがメーリングリストやフェイスブックを通じて活発に意見交換をし、日本とのつながりを生かす形で東日本大震災の支援や環境美化活動、ビジネス機会の模索などさまざまな活動を行ってきた。今後は日本大使館などとも協力し、ジャカルタ日本祭り(JJM)の準備段階からの参加など、年間を通じた活動で日イの協力促進や日本の情報発信を強化していく方針だ。

 集会では各種イベントやジャカルタ軽音部、「ジャカルタ音頭」の林延行さんの演奏が行われる中、KAJIメンバーのほか大使館の職員や日本人駐在員ら出席者計約百五十人が情報交換を行った。
 「日本というつながりを生かして機動的に活動できるネットワークを作りたい」として結成したKAJIには現在、フェイスブックに千五百人が名を連ね、メーリングリストでは多いときには一日に数十通のやり取りが行われる。今月中旬から頻発した工業団地のデモではリアルタイムの情報が行き交った。
 昨年三月に東日本大震災が発生した際には、二日後から募金活動を開始し、大規模な支援コンサートも開催。フアド・カディル会長も「自分たち自身がびっくりした」というほど、支援活動を通じて日本人コミュニティーなどにネットワークが広がった。
 集会に出席した下川眞樹田公使は「日本を慕う人々が自発的にこのような活動を行うのは世界的にも珍しいと思う。日本のファンが社会に息づいている証拠だ」と語った。
 KAJIの吉原毬子アスマラ副会長は「日本での経験を生かして日本とインドネシアのためにやり遂げたいことがあるという人々が集まって、上からではなくボトムアップで活動が行われている」と振り返った。

■ホームステイを開始
 二周年集会でKAJIは新たな試みとして「KAJIホームステイ」と「KAJIヤング」を始めると発表した。
 KAJIホームステイは「私たちは留学中に日本人の暮らし方や考え方に触れてさまざまなことを勉強した。今度は私たちが日本の人々にインドネシアの日常を体験してもらいたい」(コーディネーターのセルニ・ナルリタさん)との思いから考案された。
 当面は日本語を話すことができるKAJIのメンバーらが土、日曜の二日間、日本からの旅行者や日本人駐在員を自宅に受け入れる。一日十五万ルピア。詳細の問い合わせはセルニさん(メール seruni@kaji .or.id)まで。
 KAJIヤングは企業で幹部を務めていることも多いKAJIの中心世代よりも若い二十五歳以下のメンバーが集う機会を作ろうと発足。
 コーディネーターのシティ・バドゥリヤさんは「日本語を学んだりアニメに親しんだりして、日本に親近感がある若い人はいっぱいいる」と語り、日本文化を中心に情報の共有やイベントの開催などを行っていく方針だ。現在、フェイスブックに約四十人が参加しており、シティさんは「今後は千人の参加者を目指したい」と語った。

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