あすから試験導入 都心の渋滞緩和策 奇数・偶数ナンバー規制 アホック知事「電子課金までのつなぎ」

 ジャカルタ中心部の渋滞緩和策「奇数・偶数制度」が27日から1カ月間、試験導入される。期間中の違反者には運輸局職員や警察官が注意するのみで反則金は科さない。アホック・ジャカルタ特別州知事は、ことし5月に廃止した「3イン1」の代替策で、あくまで電子課金システム(ERP)導入までの暫定的制度としている。 

 奇数・偶数制度は自家用四輪車が対象。ナンバープレート末尾の数字で、朝夕の混雑時に対象の通りへ進入できる車両を規制する。偶数日は偶数ナンバーの車両が、奇数日は奇数ナンバーの車が、それぞれ通行可能となる。大統領など政府高官の公用車や消防車、救急車などの緊急車両、黄色プレートの車両は対象外。実施時間は月〜金曜の午前7時〜同10時と午後4時〜同8時。
 対象区間の15地点に計1500人の州運輸局職員や警察官を配置し、赤信号で停車中にナンバーと車両登録証(STNK)を確認する。試験期間中は注意のみだが、8月30日の正式導入後は、違反者は50万ルピアの反則金か、最大2カ月間の拘留を科す予定。
 運輸局は25日までに規制対象区間に案内板を設置し、周知を進めているが、新制度導入を知らない市民も多い。ニュージーランド大使館で運転手を務めるハディさん(35)は「職場で通知されたばかり。(ナンバーでの規制は)効果があるとは思えない」と話した。
 ジャカルタ中心部の渋滞緩和策は、1992年4月に導入された「3イン1」が担っていたが、ことし4月に試験的に同制度を停止した結果、「渋滞は変わらない」と判断、5月に廃止された。その代替策として奇数・偶数制度が浮上し、試験導入が決まった。
 アホック知事は「規制対象外の車両もあるので、奇数・偶数制度では車両流入数は20%しか減少しない。ERPなら80%減らせる」と指摘し、ナンバープレートに基づく進入規制はあくまで暫定的な措置と説明した。
 ERPは、対象の通りに設置されたゲートを通過した際に料金を徴収するシステム。2014年に試験導入されたが、カメラの読み取り精度不足など試験結果が悪く導入が見送られていた。アホック知事はERP導入のための知事令を近日中にも発令し、事業者の入札を実施するとしている。(中島昭浩、写真も)

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