日イ交流、熱い2日間 音楽、踊り、コスプレ
毎年、縁日祭を盛り上げるのは、メーンとポップカルチャーの二つのステージ。日本の伝統芸能や現代の音楽などに触れ、コスプレなどの大会も開かれる。ことしも両ステージから目が離せない。
メーンステージでは日本の伝統芸能やインドネシアにゆかりのあるアーティストが登場する。
日本から初参加するのは和太鼓演奏チーム「梵天」。梵天は1999年に結成し、翌年2000年にデビュー。和太鼓の演奏だけでなくしの笛や琴、ピアノなども取り入れて独自に曲作りをしている。縁日祭では代表の小林政高さんら3人が来イし、ステージで繊細かつ力強い演奏で会場を沸かせる。
これまで縁日祭のステージで他のアーティストと共演してきた沖縄県糸満市を拠点に活動する古武道太鼓集団「風之舞(カジマーイ)」は今回、単独でステージに立ち、古武道や沖縄の伝統芸能「エイサー」を披露する。
ほかにもワヤン・クリット(影絵芝居)の公演で歌うシンデン(歌い手)の狩野裕美さんや、歌手の加藤ひろあきさん(よしもとクレアティブ・インドネシア)、日本から津軽三味線奏者の伊藤圭佑さん、和太鼓奏者の小川大介さんらが出演予定だ。
ポップカルチャーステージでは若手アーティストが続々登場。
スムーズジャズの成田玲さん、男性ダンスボーカルアイドルグループ「むすめん。」、ロックバンド「LOVERIN TAMBURIN(ラブリンタンブリン)」は日本から初参加する。
昨年に続いて、ガールズポップデュオ「Faint Star(フェイントスター)」やアイドルユニット「LOVE ANDROID(ラブアンドロイド)」のほか、昨年上映された縁日祭のドキュメンタリー映画で主題歌を歌ったインタン・クスマ・デウィ(芸名=YUMI)さんが伊藤さんとともにパフォーマンスをするなど目白押しだ。
またコスプレやカラオケ、声優などの大会での熱戦も繰り広げられる。
コスプレは昨年と同様に二つの大会を開く。インドネシア最大級の大会で日本とインドネシアの往復航空券と賞金1千万ルピアが目玉の「CLAS:H」と、国際大会につながる「インドネシア・コスプレグランプリ(ICGP)」だ。